■ドックベストセメント治療について
ドックベストセメント治療は、ドックベストセメントに含まれる鉄(Fe)イオンと銅(Cu)イオンのコンビネーションによる殺菌力により、虫歯の除去を最小限におさえ、
無菌化する治療方法です。ドックベストセメント治療は、虫歯治療や根管治療などの治療時に行いますが、虫歯が深くて、神経までは達していない歯にドックベスト治療を行うと、神経を抜かないで済む確率が高くなり、結果的に歯の寿命を伸ばすことにもつながります。また、ドックベストセメント治療は、3Mix法と治療内容が似ていますが、3Mix法と比べて優れている点もいくつかあります。
当院では、2005年からベストセメント治療を行っており、多くの症例数があります。この治療法を用いた事により患者様の神経を取る治療(抜髄)は80%ほど減少しました。この治療法の成功率は99.9%です。
■ドックベストセメント治療の特徴
本症例は普通の治療では
抜髄必至の症例
Doc's Best Cementの粉末と液を練り、充填
最終充填で終了
■ドックベストセメント治療は痛くない
一般的な虫歯治療と違い、ドックベストセメント治療は必要以上に歯を削らないので、痛みを感じないことがほとんどです。また麻酔も必要無い場合がほとんどです。
■ドックベストセメント治療は歯の神経を残せる可能性が高い
ドックベストセメント治療は、ドックベストセメントの鉄(Fe)イオンと銅(Cu)イオンのコンビネーションによる殺菌力により、虫歯菌を死滅させます。虫歯菌がなくなれば虫歯の進行を止める事が出来る為、神経を残せる可能性が高くなります。
■ドックベストセメント治療は象牙質を再生させる可能性がある
ドックベストセメント治療は、虫歯菌に侵されている歯の内部の象牙質をドックベストセメントの鉄(Fe)イオンと銅(Cu)イオンのコンビネーションによる殺菌力で殺菌することにより、それらの象牙質の再石灰化を促します。
*歯の状態や症状などによって、ドックベストセメント治療が適応できない場合もありえます。
小児の治療は、当院の最も得意とする部門でもあります。
当院が開業した際に、岩見沢で小児歯科の看板を実際に掲げている歯科医院は一軒もありませんでした。
未だにネットを使用して治療している小児歯科もある様ですが、当院は平成9年の開業当初から、ネットによる治療は行っておりません。
昔は大学病院の小児歯科でもネット治療は盛んに行われていましたが、最近では大学病院でもネット治療は行われなくなってきました。
ネットがあれば、我々術者側は非常に治療が楽です。ただ楽なので、面倒なお子さんが来れば術者も人間ですから、何でもネットに頼る様になってしまいます。
それは果たしてお子さんにとって良い事なのでしょうか?
ある大学の統計では、ネットを利用して小児の治療を行った場合と人の手で押さえて治療を行った場合、どちらがお子様に恐怖のトラウマが残るか調べた結果、 圧倒的にネットの方がトラウマとして残るという結果が出ました。
当院でも以前あるお母さんから『中学2年生の男の子なのですが、3歳の時に他の小児歯科でネットを掛けられて、無理やり治療されたのですが、それ以来歯医者に行くのは絶対に嫌だといって、10年位行った事がないのですが、今顔が腫れて痛がってます。そういう子でも診て貰えますか?』と電話がありました。
来てみてビックリ!上下28本の永久歯の頭が全部溶けておりました。
残せる様な歯は1本もなく、全て抜歯しなければなりません。腫れていた歯はその日に抜歯しました。
残りの歯も『ちゃんとおいでよ!』と言ったのですが、来たら来たで歯を全部私が抜いて、中学2年生に総入れ歯を作らなきゃならないのかと悩みましたが幸か不幸かその1回しか来ませんでした。
患者様のトラウマを作ってしまうのは、我々『歯科医』の責任です。歯医者恐怖症の患者さんを我々が作ってしまってはいけません。 開業して15年になりますが、改めてネットを子供さんに使わなくて良かったと思っています。
又、こちらが努力・工夫をすればネットなんかなくても何とかなるものです。
但し、出来ない子供さんの治療はハッキリ言って大変です。一筋縄にはいきません。
2~3歳位の言葉もやっと分かってきた子供さん達を我々赤の他人が接する訳です。ご両親でも泣きわめく子供さんに言う事を利かせるのは大変なはずです。 ご両親は怒って言う事を利かせられても、我々にはそれは出来ません。
但し、子供さん達は色々なタイプがいます。『何もしなくても出来る子』『ほめて、おだてて出来る様になる子』『物で関心を引いて出来る様になる子』『多少おどかした方が出来る子』など、 何をしたら出来る様になるのかを見つけ出すのも我々プロの仕事です。トレーニングも必要です。根気も必要です。お母さんの根気も必要です。
来院する度ずっと泣きわめいて、全く出来なかった子供さんが知らない間に出来る様になっていくのを何百人も診ておりますが、ある意味感動さえ覚えます。
自分でやっていながら『良くこんな小さな子供さんが出来るよなぁ』といつも思います。
まさに当院の真骨頂、お母さんからは、『他院では本当に泣いてどうしようもなかったのに、たかはしマジックですね!』など言われ、 嬉しさを感じると同時に、今まで小児歯科の看板を掲げて、真摯に取り組んで良かったと実感しています。
小児の治療はまず第1に子供さんの自我と自信を芽生えさせる事、第2にトレーニング、第3に根気、第4に無理をしない事です。
これ以上の事もこれ以下の事もありません。
私達たかはし歯科医院は、小児の治療をこちらがしてあげているという気持ちは全くありません。
あくまでトレーニングをして、おとなしく横になっている子供さん達にこちらが治療させて頂いていると思って、治療にあたっています。そうでなければ大人の人でも怖がる治療を、小さな子供さんが出来る方がおかしいのです。
それ位の気持ちで治療にあたらなければ、小児の治療はうまくいかないと思いますし、今後も変わる事はないでしょう。
ただ言葉の理解力が乏しい2歳以下の子供さん達は削っての治療は困難となりますが、2歳~2歳半の子供さんで40%、2歳半~3歳の子供さんで70%、3歳~3歳半の子供さんで85%、3歳半以上の子供さんでほぼ100%削る治療が怖がらずに出来る様になります(当院治療データに基づく)
院長 髙橋 博寿
■小児歯科予防について
子供さんの歯は完成されておらず、特に乳歯の場合はむし歯になりやすく、進行も早いものです。
日頃、お母さんが歯磨きを見てあげていても、いつの間にかむし歯になっている事も良くある事です。
当院では小児歯科の予防にも力を入れております。
以下、簡単なチェックをして思い当たる事があれば、より注意を払ったりすべきでしょう。
・口が半開きになっている | ・・・・・・ | 鼻呼吸ではなく、口呼吸をしている可能性はありませんか? |
・食事中、飲み物を飲む | ・・・・・・ | あごの発育の為、良く噛んで食べる習慣を身につけましょう。 |
・指をしゃぶる癖がある | ・・・・・・ | 出っ歯や開咬といった前歯が噛み合わない歯並びになる可能性があります。 |
・片方だけで噛んでいる | ・・・・・・ | 歯列やあごの骨のゆがみになります。均等に噛ませてあげて下さい。 |
・ほおづえをついている | ・・・・・・ | これも歯列やあごの骨のゆがみに繋がります。 |
・うつぶせ寝をしている | ・・・・・・ | 睡眠時間は長いので、あごの骨が圧迫され、これも骨のゆがみに繋がります。 |
子供さんのクセや行動はなかなか治らないものです。
身近にいるお母さんが子供さんになぜそれはいけないのかを伝えてあげて、クセを治してあげましょう。
歯医者が嫌いにならないように、
お口の管理はもちろん心のケアも行うように心がけています。
歯医者さん嫌い。
そういうお子さんが多いのではないでしょうか。
痛い・怖いというイメージから、大人になっても嫌いで遠ざけてしまう。
そんな思いが無いように、精神的・身体的に負担のかからない
治療を心がけております。
またお子様を持つ保護者も定期的にお子様を歯科に通わせてく
ださい。
定期的な健診が将来の歯を守ることに繋がっていきます。
大切なお子様が歯科に慣れる事の出来るよう一緒に頑張りましょう。
皆様もご存知の通り、毎日のハミガキはとても大切なものです。
しかし、赤ちゃんの口に無理やりハブラシを入れて歯を磨こうとしてもなかなかうまくいくものではありません。
ステップをふんで、あせらず、楽しくハミガキをしてください。
はじめは、きれいに磨くことよりハミガキになれることが大切です。
岩見沢市日の出南4-1-7 |
0126-23-8855 |